【感想】コミックエッセイ『精神科ナースになったわけ』

ストレス社会に住んでいる我々にとって精神病はすごく身近な存在ではないかと思います。

 

そこで今回はそんな精神科のリアルな現場を描いたコミックエッセイ『精神科ナースになったわけ』という本を紹介したと思います。 

 

著者は水谷緑さん。

この本を書き上げる際には、実際に精神科で働いている看護師さんたちに取材をしたそうなのですが、取材するはずだった看護師さんと連絡が取れなくなったり、10個以上の病院に断られたりなどかなり苦労して出来た本の様です。

  

本の内容 

精神科と聞くとちょっと「重い感じなのかな?」と感じるかもしれませんが、全くそんなことは無く、分かりやすいようにコミカルに描かれているので少しクスッと笑える場面もあったりと、誰にでも読みやすいうな仕様になっています。

 

本の内容は主に精神病患者の方が実際に感じている感覚はこんな感じだよというお話からナースと患者の日々の戦いなどが書かれたエッセイ本になっています。

行動には必ず意味がある 

やはり精神科なので正直どうしてそんな行動をするのだろう?という謎の行動を取る人ばかり出てきます。

 

しかし他人から見ると謎の行動でもその人からするとちゃんとした理由も有り、自分の中のルールでその行動をしている。

 

この本の中に出てくるお話の中ですごく個人的に印象に残った場面があって、日常的にリストカットをしてしまう女性のお話があるのですが、正直僕はリストカットをする人の気持ちは全く分かりませんでした。

 

単純に痛そうだし、死んでしまうかもしれないし。

 

でも実際は痛みはなく『熱い』のだそうです。

 

そしてその『熱い』というのを感じることで「自分は生きてるんだ」というリストカットをすることで『生』を感じるのだそうです。

 

リストカットという自分を傷つけることで『生』を命を感じている。

生きたいから自分を傷つける。

 

自分の中の引き出しにはなかった出来事なのになぜか分かりませんが物凄く腑に落ちたというか、すごく納得している自分がいて驚きました。 

他人事ではない

『生きたいから生きずらいと死にたくなるんだよ』

 

この言葉は本に出てくる言葉なのですが、この1文が出て来た瞬間にものすごく共感してしまいました。

 

死にたくなるまで追い込まれたことはありませんが、僕もつい最近まで精神的に落ち込んでいた時期がありました。

 

毎日毎日上司に怒られ続ける日々。

 

僕が悪いのなら納得がいくものの、ただの八つ当たりで毎日怒鳴られ精神的に参ってしまっていました。

 

反発しようにも恐怖心で何もできず、その上司が近くにいるだけで声がかすれて出なくまってしまうという症状まあで出るほど追い込まれてしまい毎日が憂鬱で生きづらくて仕方ありませんでした。

 

僕の場合はある日突然何かがプツンと切れたおかげでその場から逃げることが出来たので良かったですが、今でもあの日々が続いていたと思うと自分がどうなっていたか分かりません。

 

今のは僕の話でしたが、内容は違えど精神的に追い詰められる生きづらいと感じる事は誰にでも起こる事ではないかと思います。

 

なので他人事ではなく誰でも精神病になり可能性があるのだなと改めて実感しまいた。 

まとめ

なぜ人は心を病んでしまうのか、非常に興味深くとても身近なお話だなと思いました。 

 

少しでも面白そうだなと思った方はぜひ読んでみて下さい。

 


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