今回は「お金持ち生活の作り方」という本を紹介していきたいと思います。
この本は、簡単に説明するとタイトルの通りお金持ちの生活の作り方、お金持ちの人は日頃このような事をして、このような事を考えて行動しているからお金持ちなんですよ、という事を教えてくれている本になっています。
その中でも僕が気になった所だけを抜萃して紹介していきます。
【入門】お金持ち生活のつくり方―――今すぐこの習慣と思考法を身につけよう!
- こんな人にオススメの本
- キーワードは『参照点』
- お金持ちは100万円をどう使うのか?
- 「投資」をするためには元金を作る習慣を身につける
- 家計簿を付けて『参照点』をコントロール
- 会社員こそお金持ちに一番なりやすい
- まとめ
こんな人にオススメの本
・お金持ちの人の共通点を知りたい
・自分もお金持ちに近づきたい
・会社員だけどお金持ちになりたい
キーワードは『参照点』
この本のキーワードは『参照点』という移動する基準値を意味する言葉になります。
具体的に説明すると例えば、子供の頃の1万円はかなりの大金ではなかったですか?
お菓子も買えるしジュースも買える、1万円あればかなり長い間楽しめたと思います。
しかし、大人になった今はどうでしょうか?
1万円、確かに大金ではあるものの子供の頃に比べるとそこまで大金ではないですよね。
たった1万円くらいでは生活も出来ませんし、ちょっと高い買い物をしただけで一瞬で消えていきます。
このような変わってしまう自分の中の価値観の基準値を『参照点』と言います。
お金持ちは100万円をどう使うのか?
皆さんは突然、100万円もらったとしたらどう使いますか?
多くの人の答えは、何か欲しい物を買うか、貯金する、この2択だと思います。
しかしお金持ちの人は3つ目の答え、「投資する」と答えるようです。
お金持ちの習慣からすると前者の2択では、欲しい物を買うというのは消費なので、お金持ちの考え方から程遠いというのは分かりやすいと思うのですが、貯金というのも一見いい答えのようにみえますが、貯金もいつか消費してしまうお金なので結局今使うか後に使うかの違いだけなのでどちらも同じなのだそうです。
なのでお金持ちの習慣を付けたいのならばお金を「投資する」必要があります。
それではなぜ「投資」がいいのか。
皆さんの周りに自分と同じ会社員なのに「なぜだかこの人、お金持ってるよな」みたいな人いませんか?
実はその人がお金を持っているのは、決してあなたより会社からもらっているお給料がいいからではないとこの本は言っています。
なぜなら同じ会社員の人のお給料はもちろん違いがあっても、天と地ほど違うことはまずないそうです。
それではなぜ同じ会社員のその人はお金持ちなのでしょうか?
それは会社からもらった毎月のお給料を「投資する」からなんです。
同じ会社員でもお金持ちの人は「投資」というお金に働いてもらい勝手にお金を増やす仕組みをしっているからその人は同じ会社員で毎月のお給料はみんなと同じなのにお金に働いてもらっているおかげで別の収入源があるからお金を持っている、なのでお金持ちの習慣を得たいなら「投資する」必要があります。
「投資」をするためには元金を作る習慣を身につける
お金を働かせて増やす「投資」という仕組みを知っても貯金という元金が無いと何も始まりません。
毎月そこまで贅沢をしている訳ではないのにお金が貯まらない、そういう人結構いませんか?
さらにやる気がある時期は貯金出来ても、継続できないこのような人もいるはずです。
これは毎月のお給料が少ないからだ、と思うかもしれませんが実は逆で、お給料が増えれば増えるほど貯金が出来なくなってしまうのです。
嘘だろ!?と思うでしょうが、これはお給料が増えれば増えるほど『参照点』が移動してしまうというのが原因になります。
今までのお給料が20万円だった人が頑張って40万円になったとしたら、20万円だった頃の1万円の価値と40万円になった時の1万円の価値が変わってしまうようなんです。
想像しやすく説明すると、会社からお給料とは別にボーナスがでるときありますよね。
ボーナスがでた月はいつもより収入が多いからちょっと贅沢しちゃったり見たいな事に心当たりありませんか?
このような感じでお給料がいつもより多いと少し多く使ってしまう、つまり1万円の『参照点』が上がってしまうんです。
なので毎月のお給料が増えれば増えるほど1万円の『参照点』がどんどん上がりお金をバンバン使ってしまうので結果、毎月貯金が出来ないというループを抜けられないままになってしまうのです。
そこで察しのいい方はもうお気づきだと思いますが、大切なのは毎月のお給料が変わっても『参照点』を変えないというのが非常に大切になってきます。
この本は毎月のお給料が上がって『参照点』が変わってしまうことが「人をお金持ちにさせなくしてしまう最大の要因」とも言っていますので非常に重要な事です。
家計簿を付けて『参照点』をコントロール
『参照点』は1度上がってしまうと下げることが難しいので出来るだけ上げないようにコントロールしていかなければいけません。
なので家計簿は『参照点』をコントロールするのに非常に効果があるそうなので絶対に付けた方がいいようです。
お金持ちの人たちは非常に数字にうるさいそうで、無駄を見つけてはそれを削る作業を繰り返すので常に数字の動向を把握しておく必要があり、家計簿を付けてることでお金の動きを把握しているそうです。
確かに聞いたことがあるのですが、お金持ちの人は絶対に無駄なお金を使いたくない人が多いらしいので非常にケチな人が多いと聞きいた事があります。
しかし、だたなんとなく家計簿を付けるだけでは全く意味がなく、しっかりと月末に今月の支出を確認したり今月いくら黒字になったのかを確認する必要があります。
こうした確認作業を行うことによって、月の支出を把握し出費の『参照点』を固定化する事が重要になってくるようです。
確かに僕も前に家計簿の記事で書いたのですが、家計簿を付けることで毎月の支出を可視化できるのでお金の『参照点』が固定化でき、無駄な出費が無くなりました。
【一緒に読んでほしい記事】
『参照点』を固定化できるかどうかこそがお金持ちになれるかどうかを大きく左右するみたいで、そのための最強ツールこそが家計簿らしいので取り合えず家計簿を付ける事からはじめると良さそうです。
会社員こそお金持ちに一番なりやすい
以外かと思われますが、会社員こそが総合的にみると一番安定してお金持ちになりやすいそうなんです。
この本ではお金持ちになる為には「投資をする」ことをオススメしているのですが、そうなると毎月安定的に収入がある会社員が1番お金持ちになりやすいという事になります。
「投資」にはリスクが付き物です。
なので安定的に収入がある会社員ならば、「投資」というリスクに飛び込んだとしても安定した収入があるのでリスク管理がしやすいという事になります。
これがもし個人事業主だとすると、収入が安定しませんのでリスクが非常に高いという見方ができます。
なので会社員は最強なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お金の本というと、お金の稼ぎ方とかの本はたくさん見ますが、お金持ちの考え方みたいな本はあまり見たことがなかったので非常に面白く読ませてもらいました。
まだ他にもこの記事では紹介していないお金持ちの習慣をたくさん教えてくれているので気になる方は読んでみて下さい。
皆さんもお金持ちの習慣を自分のものにして一緒にお金持ちを目指してみませんか?